極上予想議会交流戦 第1戦 桜華学園 VS 佐津河学園(後編)

弘美「それでは、佐津河学園のメンバーの登場です☆ まずは、この方っ!」


みく「はろー!私は恋路みく。15歳。高校1年生!佐津河学園極上予想同好会のエース!私がいる限り佐津河学園の負けはな〜い!よろしくっ!」



観客「し〜ん・・・」


みく「あ、あれ・・・?」

弘美「みくちゃん、アウェ−でいきなりそれはきついと思うよっ☆」

みく「そうなの・・・?」

弘美「・・・あ、でもっ、一部の人には大丈夫かなっ。」



(観客1「何だ?あの勝ち気満々なガキんちょはっ!?」)

(観客2「負けはないだって?そんなの嘘っぱちに決まってる!」)

(観客3「いや、それで負けた時のしょんぼりした顔に萌えるんじゃないか。」)

(観客4「ツンデレキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!! 」)



弘美「ほらねっ☆」

みく「た、確かに・・・。」



恵「・・・・・・やれやれ。先が思いやられそう。」

ゆう「みくは目立ちたがり屋だからね〜」

みく「だって、明らかに私しか目立ちそうにないじゃない。」

恵「・・・言ったわね。」

ゆう「その言葉を口にしたこと、一生後悔させてあげる。」

みく「面白い・・・受けて立つわ。」


早くも燃え上がる3人!
明らかに仲間割れというのは言わないことにして。


弘美「ちょ、ちょっと、喧嘩はよそでお願いします・・・。」

みく「分かったわ。行くぜ野郎どもっ!」

恵&ゆう「野郎じゃないっ!」


一旦特設ステージから離れる3人。
その後、予想内容発表まで争いを続けたと言うことは誰も知らない・・・はずはない。
なぜなら、観客には見え見えの位置だったから。


弘美「さ、さてっ。それではお待たせいたしましたっ、我が桜華学園のメンバーの登場です☆ まずはこの方!」


(観客「雅さま〜!!!」)

(観客「孝之さまっ!!!!!」)

(観客「ゆかり〜〜!!!」)


弘美「・・・今年4月、突然の議会入り。同時に書記に任命。そして、代表選抜戦優勝。救世主となれるかっ?☆ ご存知、極上予想議会書記、星村ゆかりん!☆」


(由佳梨「うわ〜、いきなり私か・・・出ていかないと。」)

思えばこの3ヶ月弱、色々なことがあった。全てはこの日のために。

(由佳梨「・・・なんちゃって。」)


ステージ上に出た由佳梨を待っていたのは、思いのほか多かった歓声だった。


(歓客「ゆかりちゃ〜ん、がんばれぇ〜〜〜っ!!!!」

(歓客「いよっ、日本一、いや、世界一、いや、宇宙一の書記!!!!!」

(歓客「頼むぞっ、ゆかり〜!!!!!」)


由佳梨は、初めて分かった。
これだけの大人数の人に応援されていることを。

今まで、急に書記になったりしたこともあり、注目の的にはなったことはあったが、その他はあまり注目されることなんてなかった。逆に、妬みを持たれたこともあった。

そんなことがあったから、彼女は今、泣いている。
暖かい声援が嬉しかったから。


でも、こんなところで泣いては恥ずかしいからと、笑顔を浮かべ、手を振り、声援に応えた。


弘美「さてっ、次はこの方!」



弘美「この学園に入学した時からのエース。入学当時の呼び名は『予想の魔術師』。確実に当てにいく忠実さ。学園の女子に大人気!ご存知、極上予想議会副会長、佐倉孝之さま☆!」


(観客「孝之さま〜〜〜!!!」)

(観客「孝之さま〜〜〜〜頑張って下さい〜〜〜〜!!!!)

(観客「孝之さまっ、こっちを向いてくださいっ!」)


孝之「おやおや・・・俺も結構人気どころみたいじゃないか。」

弘美「そのルックスなら納得ですよっ☆」

孝之「本気で言ってるのかっ?こいつっ。」

弘美「多分本気じゃない☆」

孝之「マジっすか・・・」



弘美「それではお待たせしました、最後はこの方!」



弘美「この学校が生み出した大スター!容姿端麗、成績優秀。もはや何も語ることなしっ☆ご存知、極上予想議会会長、大清水雅さまっ!☆」



この日、一番の歓声がこだました。
雅自身は、ただゆっくりと歩み、微笑むだけ。
しかし、これだけの大歓声。
それが、大清水雅がこれまでに積み上げてきた人気の証であった。


(観客「雅さま〜〜〜〜〜!!!!!!」)

(観客「そのお姿、最高ですっ、雅さま!!!!」)

(観客「桜華学園の華!!!!!」)



弘美「さぁてっ、メンバーも発表し終えたところで、各チーム予想内容の発表です! 佐津河学園の皆さん!戻ってきて下さ〜い!」


みく「ちっ、この勝負の決着はあとでつけましょう。」

ゆう「ええ。」

恵「・・・何やら違う方向でエキサイトしてしまった気が。」


6人全員(+弘美)がステージ中央に集まる。


弘美「さて、それでは皆さん、電光掲示板の方をご覧下さいっ、各チームの予想、発表です☆」




【桜華学園 極上予想議会会長 大清水 雅】

1位   阿修羅姫/ALI PROJECT(↑1)

2位   恋せよ女の子田村ゆかり(↓1)

3位   月の呪縛/翁鈴佳(→2)

4位   WILD EYES水樹奈々(→2)

5位   ほうき星/ユンナ(→2)

6位   ONENESS/アニサマフレンズ(↑2)

7位   ループ/坂本真綾(↓1)

8位   Take a chance./savage genius(初)

9位   創聖のアクエリオンAKINO(↓2)

10位   恋泥棒ごっこ/(略)(初)

OP   サクライロノキセツ/yozuca*


【桜華学園 極上予想議会副会長 佐倉 孝之】

1位   恋せよ女の子田村ゆかり(V5)

2位   阿修羅姫/ALI PROJECT(→3)

3位   月の呪縛/翁鈴佳(→2)

4位   ほうき星/ユンナ(↑1)

5位   WILD EYES水樹奈々(↓1)

6位   ループ/坂本真綾(→2)

7位   ONENESS/アニサマフレンズ(↑1)

8位   創聖のアクエリオンAKINO(↓1)

9位   Take a chance./savage genius(初)

10位   D-tecnoLifeUVERworld(初)


【桜華学園 極上予想議会書記 星村 由佳梨】

1位   阿修羅姫/ALI PROJECT(↑1)

2位   恋せよ女の子田村ゆかり(↓1)

3位   月の呪縛/翁鈴佳(→2)

4位   ほうき星/ユンナ(↑1)

5位   WILD EYES水樹奈々(↓1)

6位   ONENESS/アニサマフレンズ(↑2)

7位   ループ/坂本真綾(↓1)

8位   創聖のアクエリオンAKINO(↓1)

9位   Take a chance./savage genius(初)

10位   恋泥棒ごっこ/(略)(初)


【佐津河学園 極上予想同好会副会長 村中 恵】

1位   月の呪縛/翁鈴佳(↑2)

2位   ほうき星/ユンナ(↑3)

3位   阿修羅姫/ALI PROJECT(↓1)

4位   恋せよ女の子田村ゆかり(↓3)

5位   ONENESS/アニサマフレンズ(↑3)

6位   ループ/坂本真綾(→2)

7位   WILD EYES水樹奈々(↓3)

8位   Take a chance./savage genius(初)

9位   恋泥棒ごっこ/(略)(初)

10位   創聖のアクエリオンAKINO(↓3)

OP   Wings of WordsCHEMISTRY


【佐津河学園 極上予想同好会書記 首都 ゆう】

1位   阿修羅姫/ALI PROJECT(↑1)

2位   月の呪縛/翁鈴佳(↑1)

3位   恋せよ女の子田村ゆかり(↓1)

4位   ほうき星/ユンナ(↑1)

5位   WILD EYES水樹奈々(↑1)

6位   創聖のアクエリオンAKINO(↑1)

7位   ループ/坂本真綾(↓1)

8位   恋泥棒ごっこ/(略)(初)

9位   Take a chance./savage genius(初)

10位   ONENESS/アニサマフレンズ(↓2)


【佐津河学園 極上予想同好会掃除番 恋路 みく】

1位   恋せよ女の子田村ゆかり(V5)

2位   阿修羅姫/ALI PROJECT(→3)

3位   月の呪縛/翁鈴佳(→2)

4位   ほうき星/ユンナ(↑1)

5位   WILD EYES水樹奈々(↓1)

6位   ONENESS/アニサマフレンズ(↑2)

7位   ループ/坂本真綾(↓1)

8位   Take a chance./savage genius(初)

9位   恋泥棒ごっこ/(略)(初)

10位   D-tecnoLifeUVERworld(初)


みく「やっぱり私は掃除番・・・」


弘美「さあてっ、予想も出たところで」

由佳梨「ちょっと待ったっ!」

弘美「? なぁに、ゆかりちゃん。」

由佳梨「結果発表まで時間があるけど・・・何をするの?」


弘美「うふふ、それを今から言おうとしてたのっ☆」

由佳梨「あ、そうなんだ。で、何をするの?」


弘美「・・・うふふ、それは、これですっ☆! 皆さん、席の下にあるPCを開いて下さいっ☆」


(観客「うぉっ!?いつの間にこんな物が!?」)

(観客「確か最初この席に座った時はなかったぞっ!?」)

(菜々「・・・・・・組織の力よ。うふふっ。」)


驚きながらもPCを開く観客。


弘美「はい、立ち上げましたねっ。そうすると、今回の予想メンバーの名前と顔写真と下に入力欄があるはずです。そこへ、各メンバーに対して聞きたいことや応援メッセージを入れて送信ボタンを押して下さい。そうすると、もしかしたらあなたのメッセージが読まれるかもしれませんよっ☆」


孝之「要するに、質疑応答、と。」

弘美「はいっ、滅多にない機会だからせっかくと思って☆」










この後、結果発表まで質議応答が始まった。

そして、午後11時。運命の発表の時を迎えるのだった・・・。