開幕だよっ☆
学園の隣に急遽姿を現した円形状の建造物。
交流戦1ヶ月前に大清水、宮代両家によって作られたこの建造物は、全国に複数存在するもの中でもかなり大きく、5万人を越える人数を収容できる。
それが交流戦の会場、桜華ドームである。
電光掲示板には、「極上予想議会交流戦」の文字。
各シートには、特別に設けたグラウンド席に収まり切れなかった多くの観衆。
・・・そして今、これから始まる熱戦の火蓋が、切られようとしているのだった。
開始時刻まで、あと5秒。
−4。
−3。
−2。
−1。
−0。
しゅーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!と大きな煙幕とともに現れたのは、学園極上予想議会会計、もとい、交流戦総合司会である、彼女だった。
沸き上がる歓声。
弘美「れでぃーす、あんどじぇんとるめん! うぇるかむとぅーごくじょうよそうぎかいずこうりゅうせん!」
歓声「わ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!」
弘美「さぁてっ、とうとう始まりました『極上予想議会交流戦』。総合司会の新田弘美ですっ☆」
歓声1「弘美ち〜ん!!!!!!」
歓声2「弘美ちん、こっち向いて〜〜〜」
歓声3「弘美ちんの片言英語キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!! 」
歓声4「俺の弘美ちん(´Д`* ;)ハァハァ」
弘美「我が学園の会長・大清水雅さまが立案されたこの交流戦は、私の通っている桜華学園の他、合計4校、12名の予想者によって繰り広げられますっ☆
各校2試合ずつの対戦で1チームは合計6試合戦うことになります。
1試合のルールは、とにかく合計HITの多かった方の勝ち!合計HITが同じだった場合には、チーム内での1人における最高HIT、それでも同じなら・・・えっと、何だっけ?」
(智亮、「OP制度や!」とカンペを見せる)
(観客「ドジっ娘弘美ちんキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!! 」)
弘美「ああっ、そうだった。それでも決まらなかった場合、OPの的中の有無で決めます。それでも決まらなかったら引き分けっ!
ちなみに、OP制度について説明すると、各校代表1名が予想、的中した場合には全体の合計HITにも組み込まれます。以上、ルール説明終わりっ☆あーゆーおーけぃ?」
歓声「いぇ〜っす!!!!」
弘美「うん、よろしいよろしい☆ それではお待ちかね、各校代表選手の紹介&入場です。まずは、佐津河学園から行ってみましょう☆」
後編へ続く・・・
(後編は夜になる予定・・・)