極上予想議会#18「新たなる出発?」

孝之「と、いうことで・・・会計は近江友希に決定した訳だが・・・」

由佳梨「・・・・・・が?」


孝之「弘美が役職無しになるのは我々としては非常に困るわけだ。」

菜々「・・・・・・・無謀なことをするからでしょ。」


新田弘美という人物は桜華学園ではまぎれもなくトップスターである。
もちろん、会長である雅とは違った点で、ある。

智亮「なるほど、その弘美の役職を友希が奪った形に見られることはファンにとって明らかやな。」

由佳梨「それで、怒ったファンが暴走する可能性が高いという訳ですね。」

弘美「うわぁ〜、それは大変だぁ☆」

孝之「・・・少しはお前の軽い言動のせいだってことを自覚してくれ。」

弘美「はうぅぅ・・・。」



智亮「で、どうするんや?新しい役職でも作るか?」

弘美「無職生活☆」

由佳梨「会計を3名にするとかはどうです?」

孝之「会計だけ3名いても仕方ないだろ。それに、第一規則違反だ。」

菜々「・・・・・・大体、会計の仕事をしているのは実質私。」


由佳梨「雅さまがいて下さったらすぐに解決できるんだけどなぁ〜」

孝之「出張だから仕方ないだろ。忙しいんだぞ、会長ってのは。」


極上予想議会の会長である雅は家が大きいのもあって、年に何回か出張するのである。


全員「う〜ん・・・・・・。」











3分経過。






弘美「はいは〜い!私に案がありますっ☆」

孝之「期待はしないが一応聞こう。」

弘美「えっと、『広報』ってのはどうかなっ?」

孝之「・・・と、言うと?」

弘美「ほら、私って人気あるみたいだし。宣伝役にはぴったりかなって。」

由佳梨「なるほど〜。それはいいかも。」

菜々「・・・・・・・許容範囲。」

智亮「それは俺も賛成や。」

友希「人気面じゃ勝てないから、私もそれは賛成ね。」

孝之「よし、分かった。新田弘美は本日より極上予想議会の『広報』に任命する。異議はあるか?」

全員「異議な〜し!」


こうして、新しい体制の極上予想議会が始動した。
ちなみに、1年間の任期中の役職変更は規則違反である。

弘美「あ、そうそう。今度ドームを使ってライブしたいなっ☆」