極上予想議会#15「い・い・な・ず・け」

午前7時30分。

忍び寄る人影。

足音。


そして・・・・・・。


友希「起きろ〜っ!!!!!」

ばふっ。


智亮「いだだだだだ!!!」

友希「ああっ!ともあきくん〜」


智亮を起こしにやってきた友希。
部屋に入るやいきなり寝ている智亮へそのままダイブ!

状況を説明すればこのような感じである。


智亮「友希・・・もうちょっと上手く起こしてや・・・ってまだ7時半やないか・・・。」


もう1度布団を被る智亮。

すると、言い聞かせるように友希は子供染みた声で

友希「あれ〜今日は何月何日でしょうねぇ〜?」

と。


智亮「うぁ・・・?昨日が8月の31やから・・・・・・うぉ〜っ!!!遅刻やぁぁぁ!!」

友希「だから言ったのに〜」

智亮「とにかく、新学期早々遅刻なんてごめんや!行くで、友希!」

友希「うん!」


近江友希。
急に転入してきた智亮の許嫁。

久しぶりの対面のあと、彼女は特別に寮生活を送っている。
それからというもの、毎日智亮の側には彼女がいて。

それゆえ、智亮は1つの決断に再び迫られる事になるのであった。