お待たせしました、本編再開です。


菜々「・・・・・・いい」
孝之「な」
由佳梨「ず」
雅「け?」
弘美「☆」


5人「許嫁〜〜〜〜〜!?」(人により『・・・』や『☆』が入ります)


友希「はい! わたくし近江友希は、上林智亮くんの許嫁です。」

智亮「まぁ・・・・・・そういうことや。」



由佳梨「うわぁ・・・素敵。」

孝之「何でだよ!」

由佳梨「え、だって許嫁ですよ・・・ロマンチック。」

菜々「・・・これは重症だわ。」

弘美「でも、びっくりだよね〜☆」

雅「誰にでも、秘密はあるものなのね。」


智亮「しっかし・・・どうして友希がここにいるんや? 外国の高校へ行ってたんやないのか?」

友希「えっと、一応カナダの高校に1年いたんだけど、日本が恋しくなっちゃって。1年で帰ってきちゃったよ。今年の春から転入先を探してたんだけど、智亮くんがここに通ってるって分かったから桜華学園に入るって決めたの。」


弘美「一途だね〜☆」

智亮「でも、家族は向こうじゃないんか・・・?」

友希「うん、まだカナダにいるよ。この前まで親戚の人の家にいたの。」

智亮「この前まで?」

友希「うん。これからは・・・・・・ここにお邪魔になるつもり。」


その言葉に反応したのは、やはり規則に厳しい孝之だった。

孝之「ちょっと待った。この寮は極上予想議会執行委員専用・・・」

言いかけた孝之を、雅が制す。


雅「いいわ。ここに住んでもいいわよ、友希さん。」

孝之「なっ!?会長!?」


雅「独り身は寂しいものね。部屋を用意するわね。」

友希「ありがとうございます!」

雅「じゃあ、私は管理人さんにこの事を伝えに行ってくるわ。」


そう言ってその場を離れる雅。


友希「ねぇ、智亮くんは何の役職についてるの?」

智亮「会計やけど・・・それが?」

友希「会計かぁ・・・・・・私もなっていい?」


その言葉に反応したのは、今回もやはり孝之だった。

孝之「待った!執行委員は必ず会長の任命を必要とする。それに、会計は2名で構成される。もう既に会計は2名いる。よってその条件は無理だ。」

今回は雅がいないので全部言えた。


友希「え・・・もう1人の会計は誰?」



じーっ・・・・・・友希を除く目線が弘美の方へ。


弘美「・・・えっ!私!?」

孝之「お前だろっ!」

弘美「・・・そうでした☆」


すると、友希は弘美の方へ歩いていき・・・

友希「ねぇ、名前はなんて言うの?」

弘美「新田弘美ですっ☆ 弘美ちんって呼んでねっ☆」

友希「そう・・・ねぇ、会計の座、賭けてみない?」

弘美「えっ・・・?」

友希「勝負で、あなたが勝ったら会計の座はあなたのもの。私が勝ったら会計の座は私のものよ。」


しばらく考える弘美。そして・・・



弘美「うーん・・・いいよ☆」

由佳梨「弘美ちゃん!?」

智亮「いいんか!?」

孝之「正気か!?」


弘美「うん、だって面白そうだし☆」

孝之「お、お前ってやつは・・・。」


友希「決まりね。何で勝負するかは、分かってるよね?」

弘美「うん☆」



予想で決まりっ!!!