再開

舞台は、始業式後の会議室。



菜々「・・・・・・・・只今より、本年度最初の会議を始めます。」

弘美「はい、しつも〜ん☆」

菜々「・・・・・・・・どうぞ。」

弘美「1人足りませ〜ん☆」

智亮「ん?そうなんか?・・・それ、番号!」

菜々「1」

弘美「に☆」

友希「3」

由佳梨「え?よ、よん?」

智亮「5」

桃香「ろ、6。」

菜々「・・・・・7。」


しーん・・・・・・。


弘美「あ、ごめん、7人揃ってるね☆」

智亮「いや、騙されてるぞ?」

友希「あれ、もしかしてここツッコむところだった?(汗」

由佳梨「いや、レベル高いでしょうそれ・・・・」

菜々「・・・・・・・さて、場が和んで来たところで、新メンバーの自己紹介。桃香、よろしく。」

桃香「は、はひっ!」

智亮「緊張しないでいいぞ新人〜」

友希「なんでそんなに偉そうなんだか・・・」

菜々「・・・・・・・・アレは放って置いて。さ、桃香。」

桃香「あ、はい! ・・・コホン。この度書記に就任致しました、1年の宮代桃香(みやしろももか)と申します。まだ分からないことばかりの未熟者ですが、以後よろしくお願いいたします。」


ぱちぱちぱち〜(拍手音)



菜々「・・・・・・ちなみにこれ、表向きの顔だから。」

桃香「え、ちょ、ちょっとお姉さま!ななな、何をおっしゃいますか!」

菜々「・・・・・・ほら。」

弘美「なるほど☆」

智亮「実に分かりやすいなあ」

桃香「え、あ、その・・・・・お、お姉さま・・・・・・・」

菜々「・・・・・何?」

桃香「・・・ひどいですっ。この素性を見られたからには、この桃香、この学園では生きていけませんっ」

(由佳梨「え、そこまで・・・?」)

桃香「お姉さまっ!わたくし桃香は、桃香は・・・・・ようやくお姉さまと一緒に学校へ通えるというのに・・・・・このような仕打ち、耐えられませんっ」

菜々「耐えなくていいんじゃない?」

桃香「え・・・・・?」

菜々「私がいるでしょ。あなたは私さえいれば何にでも耐えられるって昔から言ってたわよ?」

桃香「あ・・・・それもそうですわね、わたくしったら何とはしたないことを・・・・・ごめんなさい、お姉さま」


菜々「こうやって扱うのよ?(ぼそり)」

4名「な、なるほど・・・・(☆)」